先日、八王子市の学校施設へ一文字幕の交換作業へ行って参りました。
一文字幕は、客席側から舞台を見て、一番手前の上部に暖簾のようについている幕です。
多くは真ん中に校章などの刺繍パッチが貼付られております。
40年ぐらい使われたとの事で、写真では分かりずらいですが、経年変化で劣化や埃が積もってしまい、
見るからにクタビレタ感が漂ってました。
初日に一文字幕の校章を外します。クリーニング及び修理をして新しい幕に貼り付ける為です。
実は校章を作るのに、10万円ぐらいかかってしまう為、経費削減されている施設様がほとんどです。
古い一文字幕を外したら、壁に付着している埃と、枠上に堆積している埃を一気に清掃します。
高所で清掃できない所ですから、タワーを組んで作業する時にはいろいろオプション工事をして頂けます。
一文字幕を新規で取り付ける時は、真ん中にある校章から取り付けていきます。
一文字幕は製作幅が長めに作られる事が多く、端から取り付けていくと、
メインの校章が舞台の中央に来ないので、中心から取り付けていきます。
古い一文字幕は、釘やタッカー(ステープルの大きい物)で取り付けられている事が多いですが、
客席から見られる方向からの取り付けなので、見栄えの良い太鼓鋲(黒)で取り付けました。
最後に、掃除とフレンジの調整等をして設置完了です。
舞台幕の事なら、新規作成から、バキュームクリーニング、各種補修工事等、何なりとご相談下さい。
ご予算に合わせた、最適なご提案をさせて頂きます。
以上、小林 将人でした。