舞台の電動レールのワイヤー交換をして参りました。
外傷もほとんどないレールでしたが、長年の使用でワイヤーが切れてしまいカーテンレールから脱落してしまっています。
3mmのワイヤーでも、長い間使用していると切れてしまうものなのですね。
今回も3mmのワイヤーの新品を用意し交換です。
既存レールはそのままで、先頭滑車の基準点から新しいワイヤーを這わしていきます。
レールの両端には、「2車」と呼ぶワイヤーを反転させるパーツとワイヤーを送る動力部「1車」があり、ここを通すのにちょっとしたコツがあります。
苦労しましたが1車を天井から取外し、ワイヤーを通しました。
ワイヤーを交換し、試運転を行うとトラブルが発生してしまいました。基盤に電源を供給する線が折れてしまい、ブレーカーを上げるとショートしてしまいました。
急遽弊社社員の電気工事資格者を呼び、点検しましたか、不幸なことに基盤が壊れてしまったとの事でした。
新しい基盤をその日のうちになんとか入手できましたので、お客様に断り翌日基盤交換をするはこびとなりました。
古い基盤をメーカーに持ち込んだら、相当古い商品だそうで今の基盤では考えられないトラブルだったそうです。
お客様にはご迷惑をお掛けしてしまいましたが、無事に納品できました。
一般のカーテンレールから舞台幕等の特殊なレール工事まで、お困りごとありましたら是非ご相談下さい。
以上、小林 将人でした。