ブラインド等のひもの事故に気を付ける対策

消費者庁 ひも事故に気を付けて

昨年消費者庁からブラインド等のひもの事故で注意喚起されています。

平成22年から平成26年の5年間で、3件の死亡事故がある。

窓装飾を生業としているわたしたちも、その危険性を常に発信して、

お客様にご提案していかなければなりません。

消費者庁ホームページにある上の写真ですが、チェーン式のシェードに首を吊ってしまっています。

メーカーは、チェーンクリップでチェーンを上部で止めておく簡易な防止策しかうたっておりません。

日常で、開け閉めするたびにチェーンクリップからチェーンを外し、操作し終わったらチェーンクリップをする。

そんな簡単な動作ですが、時には忘れてしまう事もあるでしょう。

 

今回のお客様は、プレーンシェードチェーン式(ドラム式)に首吊り防止の対策をしたいとお問い合わせがありました。

 

シェードの機能部も実はTOSOさんの製品を使っております。

早速、TOSOさんの営業マンと打合せしました。

 

ロールスクリーンのオプションパーツにセーフティープーリー(以下、S.P)があります。

S.P下側チェーンに負荷がかかると、S.Pが分割して下側チェーンごと落下してくれる。

理論上は、ロールスクリーン用チェーンとシェードチェーンの規格は同じなので、イケるはず。

ただ、TOSOさんも製品としてはやったことが無いとの事でした。

 

先ずは実験。

サンプル出荷して頂きました。

無限ループのチェーンを組み込んで頂き、動作確認できました。

とにかく、実験。

ちゃんと外れました。

首回りが赤くなってしまいました。

チェーンの通常動作の負荷にも耐え、それでいて万が一の時には外れてくれる。

チェーン操作に重たく重量がかかるシェードには向かないと思いますが、

なかなか良い製品だと思います。

 

レースのシェードを連窓で4台付けさせて頂きましたが、お客様からも感謝いただき、

こちらこそ、ありがとうございました。

メーカーに無い、いいとこどりの最新製品でしたが、ご採用いただきまして誠にありがとうございました。